2002.10.05

D100にて


信州北八ヶ岳・メルヘン街道近郊にて

さて一昨日買ってしまった望遠レンズを早速試したくてネットで紅葉真っ盛りな場所を探しました。
10月第1週で紅葉の見頃を迎えている所は関東近郊では2ヶ所でした。
信州北八ヶ岳・八千穂高原 白駒池」と「草津白根山」です。どっちに行こうか散々迷い、じゅあ2つとも行ってしまえと言うことで土日1泊2日で行くことにしました。
安宿探したけど良いのが見つからなかったので、車中泊しかないか。もう山間部では冷え込むしカプチーノでは泊まりたくないし...そんな訳でファミリアショートワゴンに寝袋、毛布やコート類を積み早起きして出かけました。

少し疲れていたので寝坊してしまい午前4時に出発し、中央道を快調に走り須玉ICからR141から松原湖経由でメルヘン街道(R299)に向かいます。メルヘン街道は色付き始めた白樺林に囲まれた軽快なワィンディングにドライブが楽しくなります。


最高の撮影ポイント
午前8時前で八千穂高原 白駒池の駐車場(500円)は既に7割がたは埋まっていました。一昨日まで知りませんでしたが、結構有名な所みたいですね。
カメラを準備してハイキングのつもりで森を抜けます。気軽なハイキングコースと考えてもなかなか楽しめるルートです。

さて白駒池に出るとパッと辺りが開けて絵葉書のような素敵な紅葉と静かな湖面が出迎えます。
実は上の写真は人が写らないように苦労して撮影したアングルなのですが、あたりそこら中に大勢のハイアマチュアカメラマンで大変な賑わいでした。
ハイキングスタイルに望遠を付けた一眼レフカメラに三脚付きと言うお約束の重装備です。まぁそう言う私もそう言うスタイルなんですが...
ただやはりこういう風景写真を撮る方って結構40〜50代以上が大半なのですよね。あんまり若手はいません。
それだけ風景写真は自分の人生と一緒でキャリアが必要って事でしょうか。それに年輩の方が多いので、撮影マナーがとても良いです。自分が撮影し終わると隣や後ろの人に場所を親切に譲るし、撮影中にむやみにファインダー内に勝手に入ってこないので気分が良いです。


ボートがこぎ出す午前10時前がリミット

湖面ギリギリのところまで多い茂るナナカマドなどの広葉樹が赤や橙に色付き本当にきれいな風景です。
遠目で見てもきれいなのですが、望遠
(405mm相当!)で切り取るとさらに印象が強まります。ファインダーを見ながらシャッターを切っていると感動で鳥肌がたちます。

ただ10時過ぎる頃には一般の観光客が大挙してやって来てベラベラ大声で談笑したり、撮影ポイントでいつまでも自分勝手にウロチョロしたり立ち止まるしストレスがたまります。露出を変えてピントを合わせているときでも平気で「シャッターお願いします」って声掛けられます。
あと池にはボート貸し出しがあるのですが、カップルや家族連れにはじっくり写真を撮ることよりボートの方が面白いですよね。でもボートをこぎ出すと湖面が一斉に揺れて上の写真のような鏡面の反射が撮れなくなるんです。写真を撮るには早起きしないとダメなんですね。


遊歩道から
何気なく遊歩道を歩いていても気分が晴れて癒し効果は十分なのですが、注意深く辺りを見渡しながら歩けば素敵なシーンに何度も遭遇します。
ここぞと決めたら、足下の根や植生を傷つけないように三脚を慎重に立ててカメラをセットします。
3本の交換レンズの全ての画角を試し、露出やピントを色々変えながら撮影します。コンパクトカメラの時に比べて大幅に手間が増えて大変なのですが、これが楽しくて楽しくてたまりません。
この場所に30分くらい居座り何枚も気合い入れて撮影したけど、これだと思ったのはやはり得意の広角レンズを使ったモノでした。


カメラ持って歩くとこんな素晴らしいシーンに遭遇

この場所に30分くらい居座りたかったのですが、狭いし遊歩道の往来が激しくなってきたので何枚か気合い入れて撮影して、速やかに立ち去りました。
やはり広角(30mm相当)レンズで撮影すると構図に広がりが出て良いですね。微妙な紅葉の色具合がとっても良いです。

さてリズミカルに気持ちよく撮影しては、プレビューで確認しダメなモノはさっさと消して撮影に専念していたのですが、ここでもう玉切れ寸前?!
今日は1泊2日の撮影だからカメラの設定をJpegノーマルモードではなくハイモードにして512MBのCFで150枚撮りでした。ところが午前11時過ぎのこの時間帯になんと145枚も撮影してしまいました。えっ!今日の午後と明日の分のが無いジャン!!
大変な事態になってしまいました。
512MBでは足りないのか〜!(悲鳴)あともう1枚いや2〜3枚512MB CFを買わないとダメなの??つまりノートパソコンがいるって事なの?あぁ〜どうしよう〜!



異次元ワールドへの誘い

八千穂高原からR141を北上し星の町「臼田町」に立ち寄りました。
地図に日本に2つしかない五稜郭があると書いてあったので行ってみました。
五稜郭と言えば函館が有名ですが、ここ龍岡城五稜郭は幕末の日本最後のお城と言うこともあり、当時最先端の洋式建築法をふんだんに取り上げたモノです。
国史跡に指定されているのですが...
函館もそうなのですが、上空や高い場所から見ないと5角形の星形五稜郭って分からないんですよね。確かに鋭角の堀があるけど説得力の有る写真が撮れませんでした。

気分重くトライブしていると誘われるように近所の稲荷山神社にふらっと立ち寄りました。
誰もいないので寝そべって怪しいアングルから撮影に専念しました。


ロケットで星の世界へ行こう

稲荷山公園・コスモタワーにて

小高い神社の奥にはナントロケット!
全然想像していなかったのでたまげました。
天体観測所と星形の五稜郭にちなんでロケットをイメージした展望台(無料)です。
眺めが良くとても得した気分です。
足下には特大のロング滑り台が有って子供達が大はしゃぎでした。
旅って偶然の発見が有るからとっても楽しいですね。



静かなカラマツ林道の奥に一軒宿「稲子湯」

稲子湯にて

白駒池の駐車場内の観光センターで教えてくれたこの界隈随一の一軒宿温泉に行きました。八ヶ岳東山麓の静かなカラマツ林が気持ちがよい標高1500mに湧く温泉です。
登山客やハイカー向けのロッジ風の一軒宿に古き良き簡素な内風呂を完備しています。鉄平石と言われるゴツゴツした岩風呂に無色透明で鉄分を多く含む泉質です。
お風呂の横には飲料用に源泉があり、よく冷えていてパンチの効いた硫黄風味の炭酸水が絶品でした。600円

気になる評価はです。


超穴場無料温泉「松原湖高原カラマツの湯(仮称)・足湯」

松原湖高原カラマツの湯(仮称)・足湯にて

手持ちの地図や温泉ガイドには載っていなかったのですが、稲子湯に張ってあった地元の地図に近隣にも温泉マークがあることに気が付き行ってみました。
狭いがドライブが楽しくなる舗装されたカラマツ林道沿いに突然、小屋が現れ目の前のベンチ下に膝下までカバーする足専用の浴槽があります。
源泉45.2度からそのままダクダクと勢い良くホースから湧き出ていて、褐色の鉄分を多く含んだ熱い泉質です。あまりの熱さに足を一瞬入れても刺激が全身に伝わり飛び上がります。1秒もつかれない感じですが、少しずつ片足交代で時間を掛けて慣らしていくと不思議なことに全身が温まり気持ちが良いんです。
知る人ぞ知る超穴場で無料も嬉しい限りです。

気になる評価は期待をこめてです。


静かな渓谷の「荒船の湯」

西下仁田温泉・荒船の湯にて

八千穂高原からR141を北上し通称コスモス街道(R254)を東に快走すると、切り立った断崖絶壁の荒船山の麓に町営の日帰り温泉「荒船の湯」に立ち寄りました。
真新しい純和風の木造温泉施設でゆっくり出来ます。清潔で大きな内風呂と露天風呂を完備しています。ミネラルを多く含んだ無色透明な泉質です。500円

気になる評価はです。


日も落ちて辺りは真っ暗になりR254をさらに東へ走ると上信越道・下仁田ICです。そこからは東京方面に帰ります。当初の計画ではここから軽井沢を抜けて草津白根山を目指すつもりですが、デジカメのCFを使い果たして明日撮影する分が無かったので変えることにしました。
途中の上里SAにて仮眠(車中泊)をしていたのですが、ゾンドコズンドコの爆音族のミーティングが始まってしまいうるさいのでそのまま帰宅しました。
そんな訳で日付が変わり未明に無事帰宅しました。

さて気になる燃費報告ですが、約400km走行で12.8km/Lでした。エアコンは曇り取りしか使わず、流れに乗って飛ばす走り方での値です。
1tを越えるボディー、AT、1500ccで考えれば健闘しているでしょう。なおお財布に優しいレギュラーガス仕様です。

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