No.34 03/04/29
GW満喫 富士山麓・山梨秘湯巡りドライブ
どれも3つ星クラスの名所巡り

今年は例年と違うゴールデンウィークです。ハッキリ言っていつもの週末と変わらないじゃないか!飛び石連休だし、休みは取りにくいしロングツーリングの軍資金は確保できないし、何だかグチっぽくなってしまいます。
ホームページを開設して以来(カプチーノに出会ってから)、この時期はずっとロングツーリングをしていました。残念ながらそんな訳で今回はおあずけです。
でも転んでもタダでは起きない性格なので、その代わりに非常に内容の濃い日帰りドライブを敢行しました。安い近い短いをテーマに3つ星レベルの満開のお花畑、至高の美術品、お気に入りグルメ、幽玄な秘湯を満喫してきました。
写真が大きい上に盛りだくさんでお伝えします。(笑)



目の前に迫る富士山

ソロドライブならばもっと早起きして夜明け前から出かけるのですが、今朝は遅めの6時半出発です。
実は今日は年に1〜2回しかない家族旅行を兼ねています。クルマの運転が出来ない両親は結構楽しみにしていたらしく思わずベスト日帰りコースをチョイスしてしまいました。
本当は秘湯の温泉旅館に宿泊したいところですが、仕事の都合でやむなく日帰り旅行です。

今日は飛び石連休の中で一番行楽客が少なそうな前後を平日で挟まれた29日(火)みどりの日です。おかげで行楽地へ向かう高速はいつもの行楽シーズンの週末並の混雑でGW特有のトンデモナイ渋滞に巻き込まれる事はありませんでした。

自宅を出て快調に中央道を飛ばし河口湖線から東富士五湖道路に入り山中湖ICを降りてすぐの所に最初の目的地の「花の都公園」に8時半に到着です。
一年中花が楽しめるスポットとして知ってはいたのですが、まだ園内には訪れたことが無かったので非常に楽しみでした。
まだ時間が早いせいか駐車場はガラガラで人出もまばらでやっぱり早起きはお得ですね。

良い場所は既に重装備の写真愛好家が三脚を立てて撮影をしていました。自分もその人達のアングルを参考に自分なりの絶景スポットを歩き回って探しました。
満開のチューリップがとても鮮やかで見応えがあるのですが、その背後の富士山があまりにも雄大でとても絵になる構図です。気持ちよくてついシャッターを何度も切ってしまいます。


まだ時間が早いので人はまばら

園内は無料のお花畑、公園と植物園他施設が充実している清流の里・ふらら(500円)があります。
折角訪れたので両方楽しむことにしました。
カメラを持っている人はお花畑に全力疾走、カップルや家族連れはお花がいっぱい入っているレンタサイクルが目立ちました。
公園の隅には大きなチューリップ畑が有り一番奥から撮影するとご覧の景観です。
春らしい素晴らしい富士山を臨む絶景です。絵はがきのような美しい景観に思わずうっとりです。
地べたに座り三脚を一番低くして望遠で撮影するのがポイントかな?私の周りでは10人近くのカメラ愛好家が同じスタイルで撮影していました。
撮影に心得が有る人達の暗黙のルールがあるのですが、撮影時は絶対お花畑には入っては行けないのですが、そんな事に全く関心のない人たちは一番良いポイントに入り込み居座りいつまでも大声で談笑しています。そうなったらもう撮影は断念です。案の定、すぐ後には大型観光バスで団体さんが到着しお花畑はゴミゴミとした世界に変貌してしまいました。


満開のチューリップ畑と富士山


しあわせの木 スナップ写真にどうぞ

さて清流の里・ふらら(500円)に入るとそこは良く整備された公園です。
自然の景観を生かした感じで小さな子供連れの家族が一日楽しめるようなワクワクする造りです。お弁当持参で行きたい感じです。

年齢に関係なくピクニック感覚で楽しめます。


 大砲のような溶岩樹型


溶岩樹型(大昔噴火の際に溶岩が大木を飲み込み中の大木が灰になり空洞化したモノ)を
覗くとその先には富士山絶景!

気候がもっと良くなると一面のお花畑になるのでしょうか?
チューリップ畑も良かったけどまた別の時期にも来てみたくなります。

併設の植物園(無料)は見頃を向かえたお花でいっぱいでなかなか見応えがあります。


デートで来ると楽しい仕掛け満載?!


思わずお持ち帰りしなくなる

なかなか充実した観光施設なので帰る際はお花の種をお土産にくれます。
なんて粋なサービスなのでしょう。
どれにしようかなとみんなで迷っていたら係員のお姉さんにどれも中身は同じですよと言われてしまいました。(笑)



山中湖高村美術館にて

花の都公園」の植物園にはこの界隈の他の観光施設のパンフレットや割引券が沢山置いてありました。そこで目に付いたのが「自動車・日本画・アールヌーボコレクション」とてんこ盛りの充実した展示品のある美術館の存在です。予定を急遽変更して行ってみました。
山中湖湖畔のガスト(ファミレス)の裏手にひっそりありました。駐車場はガラガラでしたが、見たこと無い貴重なレアカーにすれ違ったり面白い趣味性の高いクルマが停まっていたりしておぉこれは期待できると思いました。
割引券を使うと1枚で19人まで200円引きで1300円で入館できます。入館するとさらに500引きの割引券がもらえるのでリピーターは必見です。


レアカー集合 マツダ・ラピュタ&AZ-1


充実した展示内容


貴重なトラック大集合!


MG-Aなど


ジャガーEタイプ


キャデラック

創世記のダットサン


充実の原画イラスト展示
「自動車・日本画・アールヌーボコレクション」どのコレクションも貴重で珍しく価値の高い品々ばかりで思わず立ち止まって見入ってしまう感動モノのお宝満載でした。
美術館でこんなに興奮したことはなかなかありません。知る人には鳥肌がたつ至高の美術品ばかりです。
とても保存状態がいいし、ワンフロアーにお客さんは1グループくらいしかいないので思う存分マイペースでゆったりと気持ちよく鑑賞できます。
特に自動車のフロアーのみ撮影可なのはビックリです。何て気前が良いのでしょう。素晴らしい!存分に写真を撮らせていただきました。ここではごく一部しかご紹介出来ないのが残念です。
TV番組の「お宝鑑定団」にて参考VTRに出てくるような素人でもため息の連発してしまうお宝満載でした。


自動車画家BOW氏の25年以上愛車の59年式トライアンフ


ポスターを撮影

4/26-6/30までの期間限定ですが、あの有名な自動車画家BOW氏の原画イラストが大量に展示されています。
書店で必ず見かける「
CAR MAGAZINE」の表紙に使われている有名なイラストです。ホンダのHPの挿し絵もそうですね。クルマ好きに好評な暖かいタッチの作風でかなり好きな絵です。題材にするクルマもかなり個性的で良い雰囲気のモノばかりでうっとりしてしまいます。

こんなに素晴らしい美術館が有ったのに今日まで知らなかった自分が恥ずかしいくらいでした。本当なら丸1日掛けても十分飽きない素晴らしい展示物ばかりでしたが、今日はスケジュールの関係で残念ながら駆け足で見学してしまいました。今度はゆっくり時間を取って見に行きたいです。



所狭しと満車状態

ベルデにて

もうクドイくらいに当サイトでご紹介している私の一番お気に入りのパスタレストランにて待望のランチです。
国道139号線(河口湖バイパス)の東恋路西交差点を南下し路地に入ります。曲がると左にイタリアンジェラートのお店がありさらに奥へ進みます。
すると右手に狭い林道の入り口が有りますので対向車に気を付けて奥へさらに進みます。白いVERDE看板が目印です。
休日は口コミで県外のお客さんで大盛況です。素敵なログハウスの本格的なお店です。
周囲を静かな林で囲まれ隠れ家みたいな雰囲気です。


味のあるランチョンマット


アスパラ&トマトサラダ(900円)


ht上:くれないの豚(1100円)
左:南太平洋(1100円)・右:恋がたきスパ(1100円)


上:バニラアイス(300円?)?記憶が曖昧?
左:プリン(400円?)・右:ババロア(400円?)
ブレンドコーヒー(350円?)

メニューを見ているだけでも楽しくなるような素敵な名前のパスタやピザがずらり20種類以上有ります。
厨房の奥からいくつものクッキングタイマーが鳴り響いていました。と言うのもこの店のパスタは調理方法が難しいアルデンテ(固ゆでパスタ)を売りにしているので時間と火加減の管理が大変のようです。
さすがにここのオーナーがイタリアで修行してきたと言うことだけあってとても美味しいパスタです。
色とりどりの大きめのお皿にこんもり盛りつけられています。ボリューム満点でかなり美味しくてリーズナブルで言うことがありません。大満足!
お喋りしながら食べると食が進みそうな雰囲気です。

営業時間 11:30〜14:00・17:30〜19:00
定休日 火曜日・第三水曜日


今では珍しくなった一体型Macのカラークラッシックが
お出迎え



偶然の信号待ちで助手席から身を乗り出し撮影

さて午後は秘湯巡りのために国道139号線をさらに西へ向かいます。

途中で道の駅なるさわでまわりを囲む富士山の樹海の赤松林に、ミツバツツジ郡(約1000本)の薄紫の華麗な花が満開でした。
街中で見かけるツツジより背丈が大きくてなかなか迫力があります。

さてお約束の絶景ポイントに到着です。富士五湖界隈に来たら必ず訪れてみたい本栖湖から富士山を臨むの風光明媚なスポットです。
お天気が良くて空気が澄んでいたのでとてもきれいに富士山を眺めることが出来ました。

みんな5千円札を掲げて同じポーズとっています。
もう説明するまでもないですが、5千円札の裏面のデザインに採用されたスポットです。
さっきランチで無意識に5千円札使ってしまいかなり焦りましたが、家族が持っていましたのでラッキーでした。一緒に撮影しないと説得力無いですよね。


燃費が稼げるほぼノンストップ走行

カーナビではランチを食べた河口湖界隈から次の目的地の秘湯まで所要時間2時間半とありかなり遠いなぁと思いましたが、唯一のルートである山間を抜ける快走路37号線通称南アルプス街道がとてもスムーズで予定より1時間早く短縮できました。
30kmくらいこんな感じのルートなのですが、休日にもかかわらずすれ違うクルマは10台位しかありませんでした。それもそのハズで行き着く先はかなり険しい林道で本格的な4輪駆動車以外は実質行き止まりなんです。さすが山梨の秘境!だからこそその先に待望の秘湯があるんですね。

マイベスト星3つの甲州西山温泉 慶雲館が見えればすぐ先5分で目的地到着です。ここもとても素晴らしい温泉ですが、今日はパスすることにしました。


奈良田温泉・白根館にて

15時頃にやっとダムを越して広い河川敷の脇にある一軒宿が待望の秘湯に到着です。以前に何度か前を素通りしたことがあったのですが、秘湯と言う割に辺りが開けているし道は舗装道だし大したこと無いと思っていましたがトンデモナイ大間違いでした。
37号線通称南アルプス街道はもう少し先まで舗装されていてこの先にも良い温泉があるのですが、評判はこちらの方がずっと良いので迷わずここにしました。
山梨で3本の指に入る、泉質は関東随一、日本十大秘境の秘湯中の秘湯など聞こえてくる噂はどれも凄いフレーズばかりです。ここは本当に楽しみです。


日本秘湯を守る会所属
館内は野獣のはく製が見応え十分
建物が思ったより新しくてきれいで落ち着く感じ

温泉宿が本業なので日帰り入浴は13-17時までで、男女別に露天風呂と内湯があります。宿泊すると24時間入浴可能で時間入れ替わりで全ての湯船に入れるようです。

幽玄な南アルプス山系の静寂に包まれた野趣あふれる緑深い山々に囲まれた早川のせせらぎがアクセントの秘湯です。
泉質は説明書きに有るとおりですが、私の入浴したときは茶色い湯の花が溶け込んでいて濁りの入った半透明でした。少し硫黄臭が漂い塩味のする泉質なのにぬるっと体にまとわりつくような優しいお湯でした。温度はやや熱めですが、ややヒンヤリした山間のそよ風がクールダウンには最適で気持ちが良かった。
丸太を組んだ湯船はこのお湯にとても馴染んでいて、そこに敷き詰めてある石は足の裏を心地よく刺激してくれて夢心地でした。


銀河の湯に入浴 観音様が見守る


「こりょうを沈めて湯の色を見てちゃ!」
粋な計らいですな。


七不思議の湯は総檜風呂
銀河の湯(露天風呂)からは廊下を通り内湯の総檜風呂に入ります。宿泊客なら浴衣を着ているので移動と着替えが楽ですが、日帰り入浴客はちょっと面倒臭いですね。
ここも同様に素晴らしい泉質ですが、少し肌さわりがマイルドな感じでした。七不思議の湯と呼び外の銀河の湯とは源泉が異なるようです。
ただし、どちらも贅沢に源泉掛け流しで飲料可でした。
こちらには小さいけど洗い場もちゃんと完備です。

15時過ぎと言う中途半端な時間でしたが、休日とは思えないほど静かに思う存分入浴を楽しめました。
こんなに素晴らしい温泉なのに驚くほど空いていて本当に得をしました。
宿泊客は16時頃にちらほら入浴してきましたが、それまでどのお風呂も私たち家族で貸し切り状態でした。
日帰り入浴でしたが、非常に贅沢な気持ちで癒されもう最高です。
塩味系のお湯は本当は苦手なのですが、硫黄風味のここのお湯なら大満足です。
なお入浴料は1000円です。

さて気になる評価はなかなか満足のです!
今度は是非泊まってみたいです。


風呂上がりの冷えた湧き水は旨いの一言!


さてこの秘境からどうやって帰ろうか一瞬悩みましたが、ここはカーナビ頼りでルートを決めました。南アルプス街道を南下し山並みを大きく迂回して国道52号線通称富士川街道を北上し甲府市内を横切り中央道甲府南ICから乗り東京方面に帰ります。
談合坂SAまで順調に飛ばし2時間半で来ましたが、ここからが休日恒例の自然渋滞です。嫌な渋滞ですが、GW特有の数十Kmの断続渋滞を思えば15Kmなんて楽勝です。
常にカーナビで正確な渋滞情報を得られるので精神的にはかなり楽でした。やはり無理してカーナビ買ったのは大正解でした。


16時過ぎに奈良田温泉を出発し帰宅は20時半過ぎでした。渋滞に巻き込まれた割に早く帰ることが出来ました。
本日の走行距離は390Kmで燃費は13.9Km/Lでした。ラピュタでは自己ベストです。もう少し頑張れば夢の14Km/Lでしたね。
しかも今日は大人3人乗りで燃費を稼ぐには車重的に大幅に不利のハズが良い意味で裏目に出てしまいました。やっぱり1人の時はつい調子に乗って飛ばしすぎてしまうのが原因でしょうか。


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